【出産レポまとめ①】理想の出産ではなかった。そんな私が伝えたいこと。

出産レポまとめ①。理想の出産ではなかったけれど、経験を通して伝えたいこと 出産・入院レポ
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全5話にわたって、私の出産レポを読んでいただき、本当にありがとうございました。

予定していた無痛分娩は帝王切開となり、想像していた出産とはまったく違うものになりました。

このシリーズでは、その時その時に起きたことや感じたことを、できるだけそのまま書いてきました。

最後に、少し時間が経った今だから思うこと。

そして、これから出産を迎える方へ伝えたいことを書いて、この出産レポを終わりにしたいと思います。

「説明」があるだけで、不安は違った

出産を通して強く感じたのが、説明の大切さでした。

医療者の皆さんにとっては日々行っていることでも、私にとっては初めてのことばかりです。

「今は何を待っているのか。」

「次は何をするのか。」

そんな一言があるだけで、不安はずいぶん違ったと思います。

何を待っているのか分からない。

自分が今どういう状態なのかも分からない。

そんな中で過ごす時間は、本当に不安でした。

一方で、今振り返ると、私ももっと質問すればよかったと思います。

「忙しそうだから。」

「今は聞かない方がいいかな。」

そう思って、何度も飲み込んでいました。

でも、不安なときこそ聞いていい。

今なら、そう思います。

手術室で感じたこと

手術室では、今でも忘れられない出来事がありました。

院長先生と助産師さんが、強い口調でやり取りをしていたことです。

ただでさえ不安だった私は、手術台の上でさらに怖くなりました。

後から同じ時期に入院していた方に聞くと、その頃、1階の外来もかなり慌ただしかったそうです。

おそらく、予定外のことが重なり、現場も対応に追われていたのだと思います。

もちろん、本当の事情は分かりません。

あのとき怖かったことは事実です。

それでも、先生や助産師さんたちが、私と息子の出産に対応してくださったことには感謝しています。

不安だったことと、感謝していること。

今の私の中には、どちらも残っています。

やってよかったこと、やっておけばよかったこと

一番やってよかったと思うのは、破水したときの行動をメモにまとめていたことです。

誰に連絡するか。

夫にお願いしたいこと。

入院バッグの確認。

いざそのときになると、思っていた以上に頭が回りませんでした。

事前に準備していて、本当によかったと思います。

反対に、もっと身体を動かしておけばよかったことや、産褥パッドなどの出産用品を実際に確認しておけばよかったという小さな後悔もあります。

出産が予定通り進むとは限らない。

それでも、事前にできる小さな準備は、当日の自分を助けてくれると思います。

麻酔は、本当にすごかった

出産前、一番怖かったのは無痛分娩の管を入れることでした。

「背中が痛い。」

「姿勢がつらい。」

たくさんの体験談を読んで覚悟していましたが、私の場合は想像していたほどではありませんでした。

もちろん、怖さはありました。

それでも無痛分娩では痛みがなくなり、帝王切開でも痛みを感じることなく息子の誕生を迎えることができました。

神。現代に生まれて本当によかった。麻酔ありがとう。

これは出産中にも思ったことです。笑

もし事前に選択肢があって、ゆっくり考える時間があったら、眠る麻酔をお願いしていたかもしれません。

それくらい怖がりな私ですが、今は、起きたまま息子が生まれる瞬間を迎えられて本当によかったと思っています。

息子と初めて会えた景色は、一生忘れられません。

助産師さんは「戦友」だった

出産を終えて、一番印象が変わったのが助産師さんの存在でした。

それまで病院では、私はどこか「サービスを受ける側」という感覚がありました。

でも、お産は違いました。

呼吸を忘れれば注意される。

「頑張って。」

と励まされる。

正直、厳しいなと思う場面もありました。

でも、一緒に息子を無事に生むために動いてくれていました。

私にとって助産師さんは、サービスをしてくれる人というより、一緒に出産を乗り越えてくれる戦友のような存在になりました。

そして、私以上に夫に厳しかった印象があります。笑

出産前日もそうでしたが、入院中も面会時間より早めに帰されることがありました。

「ママさんがちゃんと休めるように。」

そんなふうに、私の身体を守ってくれていたのだと思います。

「理想の出産でしたか?」

そう聞かれたら、今でも少し考えます。

予定していた無痛分娩は帝王切開になりました。

不安になったことも、改善してほしいと思ったこともあります。

だから、

「理想通りでした。」

とは言えません。

でも、

「嫌な出産だった。」

とも思っていません。

怖かった。

不安だった。

それでも息子は無事に生まれてきてくれた。

先生や助産師さんに助けてもらった。

夫に手を握ってもらった。

いろいろなことを全部含めて、これが私の出産だったんだと思っています。

不安なあなたに

ここまで読んでくださった方の中には、これから出産を控えて、不安を感じている方もいると思います。

怖いですよね。

私も、本当に怖かったです。

自他ともに認める痛がりで怖がりです。

インターネットでたくさん予習しました。

それでも、実際の出産は予習した通りには進みませんでした。

だから私は、

「大丈夫ですよ。」

とは気軽に言えません。

でも、自分の経験から言えることがあります。

私は、現代医療の技術にたくさん助けられました。

そして同じくらい、そこにいた人たちに助けられました。

不安なときは、

「怖いです。」

「教えてください。」

そう言っていいと思います。

私も手術台の上で怖くて仕方がありませんでした。

そんなとき、夫と助産師さんが両側から手を握ってくれました。

あの日、握ってもらった手の温かさと心強さを、今でも覚えています。

最後に一つだけ

予定していた無痛分娩ではありませんでした。

思い描いていた出産とも違いました。

それでも今、私は、

「これでよかった。」

と思っています。

あの日の私は、あの状況の中で息子が無事に生まれることだけを願っていました。

帝王切開になったことも。

怖くて仕方がなかったことも。

「泣き方へただなぁ」と思ったことも。

全部ひっくるめて、私と息子の出産です。

だから、もしこれから出産する方が、思い描いていたものとは違う出産になったとしても。

すぐに「これでよかった」と思えなくてもいいと思います。

いつか振り返ったときに、自分の出産を自分なりに受け止められる日が来たら。

それで十分なんじゃないかな、と私は思います。

この出産レポが、これから出産を迎える誰かの不安を、ほんの少しでも軽くできたら。

それ以上にうれしいことはありません。


出産の流れを時系列でまとめています

出産レポで書いた2日間の出来事を、時系列でもまとめています。

→【出産レポまとめ②】出産前日の時系列まとめ|破水から長い待機時間まで

→【出産レポまとめ③】出産当日の流れを時系列まとめ。無痛分娩から帝王切開へ。

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帝王切開での出産を終えたあとも、入院生活は初めてのことばかりでした。

術後の痛み、初めての母児同室、授乳、眠れない夜。

出産翌日から退院までのことは、産後入院レポにまとめています。

→【産後入院レポ①】帝王切開後、身体が動かない。翌日歩けるようになるまで

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