【一時預かり①】「私だって、うなぎ食べたい」自宅保育1年5か月、初めて「限界かも」と思った日

自宅保育1年5か月で初めて限界を感じた日の体験談 育児
この記事は約6分で読めます。

※今回は、一時預かりの制度や利用方法の話ではありません。

「そもそも、なぜ一時預かりを使うことになったのか」という、わが家の話です。

見学・登録・予約など、実際に利用するまでの流れを知りたい方は、次の記事【一時預かり②】まで飛ばしていただいて大丈夫です。


一時預かりを利用することになったきっかけは、夫の出張でした。

正確に言うと、

出張先で夫が食べた、うなぎです。

息子が生まれて1年5か月。

それまで基本的にずっと自宅保育だった我が家が、まさかうなぎをきっかけに保育園を探すことになるとは思っていませんでした。

息子1歳5か月。ずっと自宅保育でした

息子が生まれてから、基本的にずっと自宅で息子を見てきました。

2月から始まった職業訓練もeラーニング。

息子がお昼寝している時間や、夫が休みの日、夜寝たあとなどに時間をつくって、なんとか半年間勉強を続けていました。

自宅保育をしながら、実際にどうやって6か月間のeラーニングを続けていたのかはこちらの記事にまとめています。

→【自宅保育×職業訓練】eラーニングなら子どもを見ながら勉強できる?6か月やってみたリアル

もちろん、まったく自分の時間がなかったわけではありません。

夫が、

「1時間ちょうだい!」

と言ってゲームをすることもあれば、私が時間をもらうこともありました。

私にも、一人になる時間はありました。

でもそれは、

「この時間にこれをやりたいから、息子お願い」

と、予定を合わせて作る時間。

息子のお昼寝やごはんの時間を気にしたり、夫の予定と調整したり。

一方で、夫には仕事があります。

出張があったり、飲み会があったり。

もちろん仕事なので、遊びに行っているわけではありません。

それは分かっています。

でも、

時間は作れても、あなたみたいな時間にはならないんだよ。

うまく言葉にできないけれど、私はずっとそんな「差」を感じていたんだと思います。

そして、その差がある日、

うなぎの姿になって現れました。

夫、出張先でうなぎを食べる

夫が出張から帰ってきた日。

夫から、

「うなぎ頂いちゃいました」

という報告がありました。

うなぎ。

いいなぁ。

私もうなぎ食べたいなぁ。

もちろん、このときはまだ、

「いいなー!」

くらいの話でした。

夫が出張先でうなぎを食べた。

ただ、それだけです。

でも翌日。

夫婦で使っているスケジュール共有アプリを見ていると、翌週に夫の飲み会が2件入っていることに気づきました。

出張。

うなぎ。

そして来週は飲み会が2回。

出張も、飲み会も、仕事の一部。

頭では分かっています。

でも、

いいなぁ。

なんだか、そう思いました。

夫には仕事があって、出張があって、飲み会もある。

その中で、おいしいうなぎも食べている。

一方、私は毎日息子と一緒。

今思えば、ずっと感じていた「差」が、その日は急にものすごく大きく見えたんだと思います。

息子が泣いたら、私も泣いた

その日、息子がお昼寝から起きました。

泣きながら起きてきた息子。

いつものことです。

いつもなら、抱っこしてあやして。

それで終わるはずでした。

でもその日は、息子が泣いているのを見ていたら、

私も涙がこぼれました。

何か悲しいことがあったわけでもありません。

そのときは夫もいません。

夫婦喧嘩をしていたわけでもない。

なのに、涙が出ました。

すると、息子が私の異変に気づいたのか、さらに激しく泣き始めました。

私は息子を抱きしめて、

「ごめんね。ごめんね。大丈夫だよ」

と何度も言いました。

息子に言っているのか。

自分に言っているのか。

よく分かりません。

「大丈夫だよ」と言っている私が、全然大丈夫じゃない。

それでも抱っこしているうちに息子も落ち着いて、私の涙もいったん止まりました。

そのときは、それで終わりました。

パスタを茹でながら、また涙が出た

その日の夜、夫が帰ってきました。

夕飯はパスタ。

いつものように夕飯の準備をしながら、翌週の予定の話になりました。

「来週、飲み会2回あるよね」

そんな話をしていたら、

また涙が出てきました。

昼間に一度泣いて、落ち着いたはずなのに。

パスタを茹でながら、また泣いている。

そこでようやく、自分でも思いました。

「私、ちょっと限界かも」

夫に何がつらいのか説明しようとしました。

でも、うまく言葉になりません。

夫のことが嫌なわけじゃない。

飲み会が仕事の延長線なのもわかってる。

ただ、なんか、ずるい。

私だって。

私だって……。

そして、やっと口から出てきたのが、

「私だって……うなぎ食べたいっ」

でした。

そこから先が、うまく言葉になりません。

泣く私。

困る夫。

茹るパスタ。

ふと気づきました。

傍から見たら、「ただ泣くほどうなぎが食べたい女」じゃないか。

違う違う。

いや、違わないけど。

他にもっと伝えたいことがあるはず。

うなぎは食べたい。

それは間違いない。

でも、そうじゃない。

「私だって、ご褒美ほしい……」

やっと出てきたのは、その言葉でした。

たぶん、欲しかったのはうなぎだけでも、「自由時間を1時間ください」ということだけでもありませんでした。

パスタが茹で上がるまでに、夫の問題解決能力がフル稼働

泣いている私を前に、夫が動き始めました。

「週末一緒にうなぎ食べ行く?」

「飲み会、ひとつは断るね。もうひとつはごめん、お客さんとだから…ごめんね」

「ホテル泊まってリフレッシュしてきてもいいよ」

夫からの怒涛の提案。

そして、

「一時保育使おうか?」

実は以前にも、一時預かりを利用する話は出ていました。

そのとき夫は、

「調べる」

と言っていました。

でも、そのままになっていました。

なので私、

「前に調べるって言って、そのままじゃん」

と。

今まで溜まっていたものが爆発した直後なので、容赦ありません。

すると夫は、その場で一時預かりについて調べ始めました。

「ここでやってる」

「こういう条件みたい」

「ここなら使えそう」

と、どんどん話が進みます。

これ全部、

パスタが茹で上がるまでの話です。

スイッチが入ったら仕事が早いんだ、私の夫は。

翌朝起きたら、もう保育園の見学予約が取れていた

翌日、夫はテレワークでした。

私が息子と起きてリビングへ行くと、夫から一言。

「保育園の見学予約、取ったよ」

……早い。

昨日の今日です。

というか、昨日の夜に話したばかりです。

もう保育園に電話して、見学の予約まで取っていました。

しかも、お盆明けから預けられるようなスケジュールを保育園と調整済み。

しごでき。

仕事が早い。

早いんだけど。

ちょっとだけ思いました。

そんなに早くできるなら、もっと早くやってくれよ。

前に「調べる」って言ったじゃん。

私が泣く前にやってくれていたら、ここまでならなかったんじゃないの。

……とも思いました。

私も、自分がしんどいことに気づいていなかった

ただ、少し落ち着いてから考えました。

夫は確かに「調べる」と言って、そのままになっていました。

私も、自分で調べることもできたのに、「そのくらいやってよ」という気持ちがあり、任せきりにしていました。

その中で私は、

「今、本当にしんどい」

ということを、夫にちゃんと伝えられていただろうか。

職業訓練もなんだかんだ続けていました。

家のこともやっていました。

息子のことも見ていました。

「大変」

「時間がない」

とは言っていたけれど、

昼間、息子と二人でいるときに突然涙が出てくるくらい余裕がなくなっていることは、私自身も分かっていませんでした。

自分でも分かっていなかったものを、夫に分かってもらうのは難しい。

もっと早く動いてほしかった。

でも、

私も、もっと早く自分の「しんどい」に気づけたらよかった。

そして、気づいたときには、

「しんどい」と言ってもよかった。

たぶん、どちらか一方だけの話ではなかったんだと思います。

うなぎから、一時預かりへ

こうして、

夫が出張先でうなぎを食べ、

翌日、私は息子と一緒に泣き、

夜には「うなぎ食べたい」と号泣し、

パスタが茹で上がるまでに夫が一時預かりを調べ、

翌朝には保育園の見学予約が取れていました。

改めて書いてみても、

なぜ、うなぎから保育園につながったのか。

という感じですが。

「まだ大丈夫」

「職業訓練もあと少しだから」

そう思っていたけれど、

自分でも気づかないうちに、余裕がなくなっていました。

だったら、一度預けてみよう。

こうして、自宅保育1年5か月。

初めて一時預かりを利用することになりました。

一時預かりを使うことが決まり、次は保育園の見学へ。

見学から利用登録、予約、初めて利用するまでの流れはこちらの記事にまとめています。

→【一時預かり②】申し込みから利用開始まで|見学・必要書類・面接・予約の流れ

ちなみに。

あれだけ泣いたのに、

うなぎについては、まだ解決していません。

……ちゃんと食べに行こうと思います。

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